製品情報

「HUAWEI Mate 10 Pro 703HW」は、日本で2017年12月にSIMフリー端末として発売されているモデルのキャリア版。SIMフリー端末をベースにキャリアサービスに対応しています。SIMフリーモデルのようにDSDSには対応しないシングルSIMに変更されています。

特長はAIに最適化した「Kirin 970」オクタコアプロセッサを搭載している点です。プロセッサ内の専用NPU (ニューラルネットワークプロセッシングユニット) を使用しているので、一般的なクラウドベースのAIと比べると、AI処理をクラウドに頼らず端末側で高速に行えるほか、プライバシーも保護されます。このAIはバッテリー管理に利用され、効率よくリソースを配分することで4000mAhという大容量バッテリーと合わせて、ヘビーユーザーでも一日フルに使える電池持ちと謳っている。

カメラには新しいLeicaダブルレンズカメラを搭載しています。F値1.6という超明るいレンズで暗い場所でも明るく撮影できます。ダブルカメラの構成は有効約1200万画素RGBセンサーと有効約2000万画素モノクロセンサーで、背景ぼかしやモノクロ撮影ができます。カメラでもAIが力を発揮してくれます。様々な種類のシーンや被写体をリアルタイムで自動判別し、色、コントラスト、明るさ、露出などを自動的に調整して、鮮明、シャープで、完璧なフレーミングの画像を生成します。

そのほかのAIの活躍の場として翻訳機能でAIプロセッサを使用しています。プリインストールされた「Microsoft 翻訳」アプリを使うことで、50か国語以上の言語の翻訳を内部的に処理するのでほぼ一瞬で可能です。音声や文字で入力した内容の翻訳に加えて、撮影した写真に写っている文字列の翻訳にも対応しています。

ディスプレイは6インチの大画面フルHD+（2160×1080ピクセル）有機ELディスプレイを搭載しています。今流行りの画面比率18:9の縦長を採用して、ブラウジングでは情報量を多く表示できるほか、動画や映画をより大画面に楽しめます。サイドはベゼルレス（狭額縁）となっています。有機ELだからといって流行りの上部にノッチ（切り欠き）ありの加工は施されていませんよ。

基本スペックですが、OSはAndroid 8.0採用、CPUはオクタコア（2.36GHz×4＋1.8GHz×4）を搭載。内蔵メモリのRAMは6GB、ROMは128GB搭載。microSD等の外部メモリカードには対応していません。IPX、IPX7相当の防水、IP6X相当の防塵に対応しています。キャリア向けですが、ワンセグ、おサイフケータイ、赤外線通信には対応していません。冒頭にも書きましたが、「HUAWEI Mate 10 Pro 703HW」はシングルSIMの仕様ですのでご注意ください。

ネットワーク面ですが、受信時最大400Mbpsに対応しています。LTE上で高音質で安定した通話を実現する音声通話「VoLTE」サービスにも対応しています。

スペック

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(最終更新日：2019/03/16)