製品情報
「Speed Wi-Fi NEXT W06」は、ファーウェイ製のモバイルWi-Fiルーターです。「Speed Wi-Fi NEXT W05」の後継モデルで従来の角ばったデザインでしたが、丸みを帯びたデザインに変更されています。
1ギガ越えをUSBで体感
auとしては初めて、5つの周波数帯を束ねたキャリアアグリゲーション(CA)に対応し、受信時最大1237Mbpsを実現します。WiMAX 2+とau 4G LTEを併用する「ハイスピードプラスエリアモード」(利用月に月額1005円のオプション料が課金される)を選択するとギガ高速通信で楽しめます。1月25日時点では東京都と埼玉県の一部エリアでのみ提供されます。また、USBケーブルを使ったテザリング(USBテザリング)のみで、Wi-Fi接続時は11ac規格での最大速度の867Mbpsです。あと、パフォーマンス設定(速度重視かエコ重視か)をハイパフォーマンスモードにして4×4MIMO設定もオンにしておく必要があります。
モバイル通信において国内で初めて受信最大速度1Gbpsを超える高速データ通信サービスの商用提供が開始されます。ドコモが1Gbpsを超える「Wi-Fi STATION HW-01L」を発表していますが、1月25日時点で未発売ですので。とはいえ、実測では1Gbps越えは出ないと思います。
快適通信モードも賢く
通信モードとしてデータ容量が7GB制限のあるWiMAX 2+とau 4G LTE併用の「ハイスピードプラスエリアモード」と、月間データ容量制限のなくWiMAX 2+ネットワークのみ利用する「ハイスピードモード」の2つがあります。「ハイスピードモード」で利用するWiMAX 2+は電波の特性上回り込みにくくエリアが狭くなる傾向にありますが、月間データ容量上限がなく、受信時最大558Mbpsと高速で利用できます。「ハイスピードプラスエリアモード」で利用するau 4G LTEはエリアが広く、キャリアアグリゲーションによりWiMAX 2+と併用して高速で利用できます。ただし、データ容量に制限があるほか、利用月にオプション料金が必要になります。
そのため、この2つのモードを賢く使い分けて使われている方もいるようです。ただ、使い分けが面倒な方や、モードの特性を知らない方も多いと思います。そこで、「通信モード自動切替機能」を搭載しています。あらかじめ設定したデータ量になると、7GB制限のある「ハイスピードプラスエリアモード」から月間データ容量制限のない「ハイスピードモード」に自動的に切り替わります。
月間データ容量超過を気にすることなく、モードの心配も必要ありません。そもそも月間7GBも使わないしオプション料金を払ってもいいという人には関係ない機能ですね。
通信の安定性や速度向上
高性能ハイモードアンテナ搭載でアンテナ感度が向上しています。WiMAX 2+ネットワークは2.5GHz帯を利用するため、800MHz帯を利用するLTEに比べると屋内や地下などは繋がりにくい傾向にありますが、今まで繋がりにくかった場所でも、電波をしっかりキャッチしてくれます。
11ac規格の利用時は、Wi-Fi TXビームフォーミングに対応しており、スマホなどの端末位置を検知し、狙って電波を送信するので通信の安定性が向上。中・弱電界のWi-Fi電波の受信速度が従来機種より約20%アップ。ただし、ビームフォーミングは受信側の機器も対応が必要となります。
接続設定については、これまで利用していたWiFiルーターからSSIDやパスワードなどの設定を引き継げる「WiFi設定お引越し機能」に対応しています。前のWi-FiルーターにWPS機能が搭載されている場合のみ利用できます。スマートフォンやタブレットと接続する時は、専用アプリ「Huawei HiLink」でQRコードを読み取るだけで、接続設定が完了するとのことです。
専用の「HUAWEI HiLink」アプリをダウンロードしたスマートフォンでWiMAX電波受信レベルを13段階で確認でき、電波の強い場所にルーターを設置することができる「ベストポジション機能」を搭載。また、「初期設定ウィザード」で機能確認をしながら、通信モード設定からWi-Fi接続設定まで5つのステップでユーザーの用途に合わせた設定が可能です。
2.4インチQVGAのディスプレイを備えているので、設定や電池・電波状態の確認など安心して利用できます。インターフェイスはUSB Type-C。無線LANはIEEE 802.11a/b/g/n/acをサポートしており、最大同時接続数は16台。Type C変換コネクタは試供品として同梱されますが、充電ケーブルは付属されません。今回はクレードルは非対応です。
スペック
キャリア | SIMフリー/au by KDDI |
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メーカー | ファーウェイ・テクノロジーズ |
発売日 | 2019年1月25日 2019年2月15日(オレンジ×ブラック) |
形状 | ストレート |
サイズ(高さ×幅×厚さ) | 約128mm×64mm×11.9mm |
質量 | 約125g |
OS | |
CPU | |
RAM | 未定 |
ROM | 未定 |
連続待受時間 | 初期設定時:約800時間 |
連続通信時間 | 初期設定時:約540分 |
ネットワーク | |
GPS | - |
Wi-Fi | IEEE802.11a/b/g/n/ac |
テザリング | 〇 |
Bluetooth | 4.0 |
メインディスプレイ | |
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サイズ | 2.40インチ |
解像度 | QVGA(320×240ドット) |
方式 | TFT |
サブディスプレイ | |
サイズ | - |
解像度 | - |
方式 | - |
カメラ有効画素数 | |
メイン | - |
サブ | - |
カメラ機能 | - |
その他 | |
防水 | - |
防塵 | - |
耐衝撃 | - |
タッチパネル | 〇 |
ワンセグ | - |
おサイフケータイ | - |
赤外線通信 | - |
電池容量 | 3000mAh |
※Bluetoothはリモート起動機能利用時のみで、テザリング機能はありません。
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アクセサリ
保護フィルム | 画面を割れや傷から守ってくれる美しさを保つ番人のような存在。一般的でお求めやすいプラスチック系のPET素材から画面が見やすく強度を高められるガラス素材のものがあります。また、コーティング技術も高く、クリアに見える光沢や、指紋防止、ブルーライトカットなどのコーティングから自身の利用に合うものを選んでほしいと思います。 |
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ケース | 長く使うための保護機能だけでなく、可愛らしい表現をプラスする服のような存在。本体にシールを貼るのはおすすめできませんが、ケースなら自由に遊べます。一般的なケース型だけでなく、ICポケットがある手帳型から本体そのもののデザインを活かすバンパー型など形状から素材まで本当に種類が多いため、迷ってしまいますがそれもまた楽しい。 |
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本体 | 白ロムは中古端末であり、巡り合わせが良ければ安くて良いものが手に入るかも!?ただ、白ロムはあくまで中古ですので、思わぬ所の傷や最悪動かないことも可能性としてあるので、写真も載っている信頼性のあるところで選ぶのが無難です。以下は管理人も利用したことのあるショップですので、興味のある方はチェックしてみて下さい。 |
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関連機種
ニュース
2019年2月13日発売
auは、ファーウェイ製モバイルWi-Fiルーター「Speed Wi-Fi NEXT W06」のオレンジ×ブラックを2月15日に発売する予定であるとしている。
2019年1月24日製品アップデート
UQコミュニケーションズは、ファーウェイ製モバイルWi-Fiルーター「Speed Wi-Fi NEXT W06」を、2019年1月25日より、UQ WiMAXオンラインショップ、WiMAX機種変更サイト、およびMVNO各社にて順次取扱いを開始すると発表した。
2019年1月24日発表
KDDIは、モバイルルーター「Speed Wi-Fi NEXT W06」とホームルーター「Speed Wi-Fi HOME L02」の2機種を2019年1月25日より発売すると発表した。
2機種の発売に合わせ、同日にモバイル通信において国内で初めて受信最大速度1Gbpsを超える、受信最大1237Mbpsの高速データ通信サービスを商用提供開始します。
また、2019年4月上旬より、モバイルルーター「Speed Wi-Fi NEXT WX05」、ホームルーター「WiMAX HOME 01」も発売を予定しているという。