製品情報

「Speed Wi-Fi 5G X01」は、シャープ製のau 5G対応ルーター。法人向けに販売を開始した5Gルーターが、個人向けに販売されることになりました。

4Gと5Gの両方に対応したハイブリッドネットワークです。5GについてはSub6とミリ波の両方に対応し、受信時最大4.1Gbps、送信時最大481Mbpsの高速通信に対応しています。4G環境でも受信時最大1Gbpsに対応しています。

上記速度はソフトウェアアップデート後の速度です。ソフトウェアアップデートは2020年夏以降提供開始予定です。2020年3月末頃の5G環境の受信最大速度は2.8Gbps、送信最大速度は183Mbpsとのこと。

Sub6とは6GHz未満の周波数帯のことで、LTEなどの4Gで使われている3.6GHz以下の周波数帯に近い周波数帯です。ミリ波とは30GHz～300GHzほどの高周波数帯のことで、人や建物が邪魔をしてパフォーマンスが下がりやすいとされており、さまざまな技術を駆使して展開されます。

ミリ波の電波をしっかりキャッチするために、3つのアンテナ搭載しています。そのため、本体サイズが幅約157mm、高さ約84mm、厚さ約16mmと大きくなっています。auから発売された「Speed Wi-Fi NEXT W06」は、幅約128mm、高さ約64mm、厚さ約11.9mmです。5Gアンテナ設計は難しいとされ、大きさも必要になってきます。

重さも約265gとずっしりです。「Speed Wi-Fi NEXT W06」は約125g。今までのモバイルWi-Fiルーターと比べるとモバイルと言いづらいですね。

高速通信に対応した規格である2.5GBASE-Tの有線LANポートを内蔵してします。今までも有線LANに対応したモバイルWi-Fiルーターはありますが、大抵はクレードルにポートが搭載されていました。「Speed Wi-Fi 5G X01」は本体内蔵なのでクレードルが不要というメリットがあります。

さらにマルチギガビット対応のハブ（別売）を利用すれば、ギガビット環境を複数のPCで共有できてしまいます。スモールオフィスなら高速通信環境を手軽に構築できます。

ビデオカメラとLANケーブルを直接接続し大容量の映像をリアルタイムで送ることも可能でさまざまなシーンで高速通信ができます。

無線LANについても受信時最大1.2Gbpsの最新無線LAN規格Wi-Fi6（IEEE802.11ac）に対応し、最大16台の同時接続も可能です。

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