製品情報
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片手に収まるコンパクトモデル「Xperia Ace」になります。ドコモ専売モデルとして登場していましたが、良いものは広く使ってもらおうと思ったのか知りませんが、遅れまして秋にSIMフリー版が発表されました。
カメラは広角セルフィーカメラで大人数で撮っても大丈夫。4コマ写真や動画にしてくれるお楽しみモードも用意しています。
ソニーならではの美しいディスプレイや「サイドセンス」といった便利な機能も搭載しています。スペックもコンパクトだからといって決して妥協していません。
※発売当時の同機種を基準として管理人が独断と偏見で判定しています。
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お手頃価格&サイズ感
国内企業ではあまりSIMフリーモデルは出していませんでした。そんな中最近SIMフリーに力を入れているのがシャープでミドルレンジの「AQUOS sense」だけでなく、「AQUOS zero」や「AQUOS R2 Compact」など数多くのモデルを投入しています。FeliCaや防水がついているお手頃価格で人気もあります。
ソニーとしては2017年に登場した「Xperia XZ Premium」、2015年に登場した「Xperia J1 Compact」の2機種くらいしかありません。(海外版の技適マークのついていないモデルは除く。)こう考えると2年ごとに出るんでしょうか。とはいえ「Xperia XZ Premium」はソネットのみの取り扱い(IIJが2019年に取り扱ったが…)なので、実質4年ぶりの登場です。
今回はプレミアムではなくコンパクトなミドルレンジモデルのため、お手頃価格で購入できるモデルとして登場しています。取り扱う会社によってまちまちですが、4万円後半から5万円前半といったところです。
「Xperia XZ2 Compact」は、丸みを帯びたデザインでしたが、「Xperia Ace」では従来のXperiaと同様にフラットなデザインに戻りました。画面ガラスは耐傷性と耐衝撃性に強みを持つCorning製の「Gorilla Glass 5」を、ボディは強度の高いグラスファイバー強化プラスチックを採用しています。
従来であればハイエンドモデルのコンパクト化でしたが、「Xperia 1」のような21:9の縦長ディスプレイではない、ごく一般的なスマートフォンです。とはいえ、18:9の縦長ディスプレイになっています。若干大きくはなっていますが、サイズ感は今までのコンパクトモデルと同等です。
縦長ディスプレイは、1画面あたりの情報量が多いのでブラウジングでは情報量を多く表示できるほか、動画や映画をより大画面に楽しめます。
コンパクトですが、片手モードも用意されています。表示の大きさをかんたんに縮小したり、利き手に合わせて左右のどちらにも寄せることができます。
サイドがかなめな便利機能
コンパクトながら、片手操作をサポートする機能「サイドセンス」も用意されています。ディスプレイ側面に表示されるサイドセンスバーをダブルタップすることで、8つのアプリなどが表示されます。左右どちらからも呼び出せます。「Xperia 1」などは本体側面(画面の縁の部分)にセンサーが内蔵されていたため、かっこよく呼び出せていましたが、センサーはなくディスプレイタッチとなっています。
一覧に表示されるアプリにはAIが時間や場所、使用頻度などから予測し、ユーザーが「次に使いたいアプリ」を出してくれるといいます。常に表示したいアプリを固定設定することも可能です。8つのアプリのほかにも、Wi-Fi設定などのユーザーが使用すると予測した3つのクイック設定と3つのツール(通知を見る、片手モード、サイドセンスの設定)が表示されます。
「サイドセンス」では、ダブルタップによるメニュー表示以外にも、画面端を縦方向にスライドすることでバックキー機能にも対応しています。カメラではダブルタップでシャッターを切れたりします。
指紋センサーは電源ボタンと一体になっており、側面に搭載されています。「Xperia 1」では、指紋センサーの側面配置は変わりませんが、電源ボタンとは分離でした。これはグローバル仕様上の問題だったため、日本向けの「Xperia Ace」では便利な一体型を採用しています。
音量ボタンが独特となっています。従来であれば音量上下一体でしたが、分離に変更されています。ボタン的には小さくなっており、手探りでもわかりやすいかもしれません。このボタン周りは購入前に一度触れられた方が良いポイントです。
楽しい撮影モードあり!対手ぶれカメラ
アウトカメラはF値1.8の1200万画素のシングル構成です。動画撮影時は光学手ブレ補正と電子手ブレ補正にダブルの「ハイブリッド手ブレ補正」に対応しています。コンパクトモデルとしては初めての手ぶれ補正。静止画の撮影は、シャッターボタンを押す際の手ぶれに強い光学式手ぶれ補正が有効になります。
インカメラはF値2.4の約800万画素のシングル構成。120度の超広角レンズを備えており、大人数での自撮りに便利です。画角を約80度に簡単に切り替えが可能で人物メインでの撮影が可能です。
美肌補正やボケ撮影ができる「ポートレートセルフィーモード」を搭載する。補正効果はぼけ、美肌、肌の明るさ、目の大きさ、輪郭補正の5つ。バーで補正効果を調整しながら、ナチュラルに盛ることが可能です。
ポーズや表情を変えて撮影できる「4コマストーリーモード」を新搭載。4枚の連続写真を簡単に4コマの動画や1枚の写真にできます。
不便さを感じない安心さ
スタンダードモデルといっても別段低スペックで使い物にならないわけではありません。最近のハイエンドモデルのスペックが異常なだけです。プロセッサはミドルレンジ向けの「Snapdragon 630」を搭載。処理の重たい3Dゲームには向きませんが、日常生活での利用では十分です。
ユーザーの生活リズムに合わせて充電速度を調節する「いたわり充電」を搭載しています。就寝中の充電は満充電になっては減り、また充電が始まる形でバッテリーが劣化していきます。「いたわり充電」では満充電前に充電を一時ストップして、ユーザーが動きだすころに満充電にする機能です。バッテリーを長持ちさせるSTAMINAモードも搭載です。ユーザーの使用習慣を学習することでバッテリー切れの時間を予測し、いつもよりバッテリー使用が多いときにはバッテリーが切れる前に通知してくれます。
イヤホン端子が帰ってきました。上部に搭載されていますので、お気に入りの有線イヤホンを変換アダプタなしで利用できます。
基本スペックですが、OSはAndroid 9.0採用、CPUはオクタコア(2.2GHz×4+1.8GHz×4)を搭載。内蔵メモリのRAMは4GB、ROMは64GB搭載。最大512GBのmicroSDXCにも対応しています。おサイフケータイ(FeliCa)、NFC、IPX5,IPX8の防水、IP6Xの防塵に対応しています。ワンセグは非対応になっています。NHK受信料問題もありますので、一人暮らしでテレビの無い人には安心して利用できるかもしれません。
ネットワーク面ですが、受信時最大500Mbpsに対応しています。一度に運ぶ情報量を増加させる「256QAM」で高速化されています。送信時は最大75Mbpsで一部エリアで提供されています。対応バンドはFDD-LTEがB1/3/4/5/8/12/17/18/19/26、TD-LTEがB38/41、W-CDMA(3G)がB1/4/5/6/8/19、GSMが850/900/1800/1900MHz。LTE上で従来よりクリアな高音質で安定した通話を実現する音声通話「VoLTE」にも対応しています。
取り扱いMVNO
NTTコミュニケーションズが提供する老舗の格安SIMです。月単位の通信容量プランと日単位の通信容量プランを用意していますので、自分に合った料金プランを探せる初めて格安SIMを試すに持って来いです。2018年8月1日より本格提供がスタートされた「MUSICカウントフリー」が追加利用料なしで対象サービスの通信容量がかかることなく楽しめます。対象サービスは、Amazon Music、AWA、dヒッツ、Google Play Music、Spotify、ひかりTVミュージック、レコチョクBest。
mineoは関西電力グループのケイ・オプティコム(2019年4月よりオプテージへ社名変更)が提供する格安SIMです。地方提供では一番有名かと思います。もちろん全国で使えます。au回線提供から始まったmineoですが、今ではドコモ回線、ソフトバンク回線も使えるマルチキャリアになりました。ユーザー間で助け合えるコミュニティーサイトや長期利用特典があったりと、ユーザー思いの一面もあります。
スペック
キャリア | SIMフリー/楽天モバイル |
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メーカー | ソニーモバイルコミュニケーションズ |
発売日 | 2019年10月1日 2019年10月11日(SIMフリー版) |
形状 | ストレート |
サイズ(高さ×幅×厚さ) | 約140mm×67mm×9.3mm(最厚部:約9.3mm) |
質量 | 約155g |
OS | Android 9.0(発売時) |
CPU | Qualcomm Snapdragon 630 SDM630 オクタコア (2.2GHz×4+1.8GHz×4) |
RAM | 4GB |
ROM | 64GB |
連続待受時間 | 3G:約660時間 LTE:約600時間 GSM:約670時間 |
連続通話時間 | 3G:約858分 LTE:約1092分 GSM:約690分 |
ネットワーク | |
GPS | 〇 |
Wi-Fi | IEEE802.11a/b/g/n/ac |
テザリング | 〇 |
Bluetooth | 5.0 |
メインディスプレイ | |
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サイズ | 5.0インチ |
解像度 | フルHD+(2160×1080ドット) |
方式 | トリルミナスディスプレイ for mobile |
サブディスプレイ | |
サイズ | - |
解像度 | - |
方式 | - |
カメラ有効画素数 | |
メイン | 約1200万画素 |
サブ | 約800万画素 |
カメラ機能 | 4K動画撮影/光学式手ぶれ補正 |
その他 | |
防水 | IPX5,IPX8 |
防塵 | IP6X |
耐衝撃 | - |
タッチパネル | 〇 |
ワンセグ | - |
おサイフケータイ | 〇 |
赤外線通信 | - |
電池容量 | 2700mAh |
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アクセサリ
保護フィルム | 画面を割れや傷から守ってくれる美しさを保つ番人のような存在。一般的でお求めやすいプラスチック系のPET素材から画面が見やすく強度を高められるガラス素材のものがあります。また、コーティング技術も高く、クリアに見える光沢や、指紋防止、ブルーライトカットなどのコーティングから自身の利用に合うものを選んでほしいと思います。 |
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ケース | 長く使うための保護機能だけでなく、可愛らしい表現をプラスする服のような存在。本体にシールを貼るのはおすすめできませんが、ケースなら自由に遊べます。一般的なケース型だけでなく、ICポケットがある手帳型から本体そのもののデザインを活かすバンパー型など形状から素材まで本当に種類が多いため、迷ってしまいますがそれもまた楽しい。 |
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本体 | 白ロムは中古端末であり、巡り合わせが良ければ安くて良いものが手に入るかも!?ただ、白ロムはあくまで中古ですので、思わぬ所の傷や最悪動かないことも可能性としてあるので、写真も載っている信頼性のあるところで選ぶのが無難です。以下は管理人も利用したことのあるショップですので、興味のある方はチェックしてみて下さい。 |
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関連機種
ニュース
2019年9月24日発売
楽天は、ソニー製スマートフォン「Xperia Ace」を10月1日に発売すると発表した。
2019年9月24日発表
ソニーネットワークコミュニケーションズは、ソニー製スマートフォン「Xperia Ace」を10月11日より販売すると発表した。
2019年9月24日発表
NTTレゾナントは、ソニー製スマートフォン「Xperia Ace」を10月9日より販売すると発表した。
2019年9月24日発表
インターネットイニシアティブは、ソニー製スマートフォン「Xperia Ace」を10月11日より販売すると発表した。
2019年9月24日発表
オプテージは、ソニー製スマートフォン「Xperia Ace」を10月11日より販売すると発表した。
2019年9月24日発表
ソニーは、コンパクトスマートフォン「Xperia Ace」をMVNO各社から10月11日に発売する予定であると発表した。取り扱うMVNOは、「IIJmio」、「goo Simseller」、「mineo」、「nuroモバイル」の4つ。
2019年9月6日発表
楽天モバイルは、10月のMNO参入に向けて、ソニー製スマートフォン「Xperia Ace」を2019年10月上旬に発売すると発表した。
発売に先立ち、2019年9月24日より事前予約の受付を開始する。
楽天では、スマートフォン7機種、モバイルWi-Fiルーター2機種の計9機種を発表している。
外部リンク
nuroモバイル
(最終更新日:2020/07/11)